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体験レポート - REPORT

体験バスツアー
2019年9月6日開催
県中バスツアーレポート

県中バスツアーでは、郡山市・田村市を中心に地域に密着した事業者の視察、キープレイヤーとの交流、観光地などを巡り、その上で、参加者から見た視察先の魅力や課題などを洗い出し、アイディアソンを実施しました。

 

●1日目:クリエイティブ拠点「co-ba koriyama」を訪問

参加者の自己紹介や関係者との挨拶の後、地元の起業家・フリーランス・ビジネスパーソン、挑戦する人を応援するクリエイティブ拠点「co-ba koriyama」にて、代表の三部香奈さんによる取組の説明や利用者の紹介のほか、郡山市職員から市の起業支援についてご説明いただきました。

 

●2日目:国産ホップのクラフトビール生産・販売「株式会社ホップジャパン」を訪問

福島の中通り阿武隈高地に位置する田村市で、国産ホールリーフホップの販売や自社ブランドのクラフトビール醸造、販売の準備を進める「株式会社ホップジャパン」の代表、本間誠さんの話を聞きました。
その後、本間さんの案内で、「ホップジャパン」に隣接する大自然の囲まれた「グリーンパーク都路」を散策。広大な敷地と緑豊かな自然を前に、施設の利用状況などの話を聞き、首都圏近郊ではなかなかキャンプ場を予約できない状況にあるのに対し、「こんな良い所があるなんて知らなかった」などという声も聞き、施設の活用方法など様々な利用方法を真剣に考えていました。

 

●2日目:地元の特産品を使った洋菓子店「みやこじスイーツゆい」と鍾乳洞「あぶくま洞」を訪問

道中、地場産品である「都路のたまご」など使って洋菓子を提供する「都路スイーツゆい」を訪問。参加者の皆さんは都路たまごを使ったプリンを堪能しました。
また、あぶくま洞では、自由行動と昼食。当日は気温が高く、あぶくま洞を探索して帰ってきた参加者は、皆さん「涼しかった!壮大だった!」と、満喫していただきました。
とはいえ、単に「楽しむ」だけが目的ではない今回のツアー。参加者は各訪問先で様々な情報をインプットしたようです。

 

●2日目:しいたけ販売の「きのこのテイク」を訪問

栽培した椎茸は、全国品評会で金賞を受賞するなどの実績のある「きのこのテイク」代表、渡邉広さんの説明で、栽培行程の見学と今抱える課題などをお聞きしました。
渡邉さんのこだわりを聞いた後、実際に販売している椎茸を見た参加者の中には、「食べてみたい」という事で購入される方もいらっしゃいました。

 

●2日目:テレワークセンター「テラス石森」を訪問

廃校となった旧石森小学校を活用してつくられたテレワークセンター「terrace石森」を訪問。参加者からは、「以前小学校だったとは思えないほどキレイで雰囲気が良い。」という意見もありました。テラス石森のテレワークセンターとしての今後の活用方法の他、現在の入居率など含めて、質問もいくつかあげられました。

「terrace石森」では、長年、小野町を中心に県中地域の活性化や関係人口づくり、移住希望者の支援などに取り組み、現在は福島県の「移住コーディネーター」としても活躍する、蓬田守さんの講演もいただき、福島ならではの多様な人材とのかかわり方、サポート体制について理解を深めました。

 

●3日目:訪問先を振り返り「アイディアソン」

最終日のアイディアソンでは、このツアーで訪問した施設や交流した方々の話を基に、参加者の視点で見た、魅力や課題を真剣に考え、数多くのアイディアが出されました。
最初は、少し緊張されていましたが意見交換が多くなるにつれ、非常に有意義なアイディアソンとなりました。