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体験レポート - REPORT

体験バスツアー
2020年2月15日開催
相双バスツアーレポート

相双エリアでは、相馬市・南相馬市を中心に、東日本大震災の爪痕を視察。また、それを乗り越え新たなビジネスや地域づくりをしているキープレーヤーとの交流を踏まえ、参加者から見た視察先の魅力や課題などを洗い出し、アイデアソンを実施しました。

●1日目:相馬市 お食事処「たこ八」で昼食

相馬市に到着後、相馬松川浦が一望出来るお食事処「たこ八」で昼食をとりました。

名物のホッキ飯や新鮮な海鮮を堪能。食後は海産物を販売する直売所を散策し、参加者の皆さんはお土産選びを楽しんでいらっしゃいました。

 

●1日目:相馬市 和田観光苺組合でいちご狩りを体験

食後のデザートに、いちご狩りを体験。へたの際まで真っ赤に熟したいちごを堪能しました。

15件の農家が集まって結成した「和田観光苺組合」は、震災で大きな被害を受け、組合の農家数も8軒に減少してしまいましたが、震災翌年の平成24年1月に再オープンし、水耕栽培の設備を導入するなどにより、再び多くのお客さんが訪れるようになりました。

もぎたての完熟いちごを楽しみました。

 

●1日目:南相馬市 小高ワーカーズベースの視察

「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」をコンセプトに、地域課題を解決するモノやサービスを提供している「小高ワーカーズベース」の取組みを代表の和田智行さんから説明いただきました。和田さんのこれまでの取組やポジティブな考え方を聞き、参加者からは「涙が出そうなくらい感動した」との声のほか、多数の質問があがりました。

簡易宿所付コワーキングスペース「小高パイオニアヴィレッジ」にて記念撮影。

 

●1日目:南相馬市 「ホテルみなとや」で懇親会

本日の宿泊場所でもある「ホテルみなとや」で懇親会を行いました。豪華な見た目と、海産物を堪能。参加者同士の様々な意見が活発に飛び交う懇親会でした。

 

●2日目:相馬市 「百尺観音」を訪問

岩山を切り開き建立した百尺観音を視察。その、あまりの大きさに参加者の皆さんは驚きを隠せない様子でした。個人の所有物として百尺観音を守り創り続けている4代目 荒氏から、その歴史や課題など説明をしていただきました。

 

●2日目:相馬市 「復興支援センターMIRAI」の視察

相馬地域における復興課題の整理と市民協働体制構築による産業創出を目指す、「復興支援センターMIRAI」を訪問。地域の現状や取組について「復興支援センターMIRAI」の高橋あゆみさんからご説明いただきました。

 

同じ相双地域でもエリアによって課題が異なることや地域の実情を把握するために事業者の実態調査を行い、その結果をまとめたオープンデータブック「相馬INDEX」などについて詳しくご説明いただきました。

 

●2日目:「アイデアソン」を実施

昼食後、このツアーで訪問した施設や交流した方々の話を基に、参加者の視点で見た地域の魅力や課題を真剣に考え、数多くのアイデアが出されました。

相双地域の魅力を都市部の方などに発信し、より多くの方に知っていただく、つながりをつくっていくためのアイデアなどが中心に発表され、参加者にとっても有意義な時間となりました。