県南バスツアーでは、白河市・棚倉町を中心に地域に密着した事業者の視察、キープレイヤーとの交流、観光地などを巡り、その上で、参加者から見た視察先の魅力や課題などを洗い出し、アイデアソンを実施しました。
●1日目:白河市の観光名所「南湖公園」を訪問
到着後すぐに訪れたのは、日本最古の公園といわれる南湖公園。
公園内の「翠楽苑」にて美しい風景と抹茶を堪能した後に、移住者であり、棚倉町の地域おこし協力隊として活動後、現在は福島県の移住コーディネーターとして活躍する増成貴弘さんより「関わりゼロから地域に入った話」と題して、ご自身の地域での活動内容や地方における移住者など「ソトモノ」の視点の重要性などをご説明いただきました。
●1日目:明治39年から続く「北條農園」を訪問
100年以上続く歴史ある農園では、3代目のご主人、北條雄三さんより、長くお客様から選ばれ続ける農園の現状や今後の展望についてご説明いただきました。
とれたての旬の梨をいただきつつ、活発な意見交換も飛び出す盛り上がりを見せ、あっという間の1時間でした。
●2日目:白河市野出島地域の「暮らし体験住宅」を視察
最初の視察は白河市野出島地域。移住等を検討している方向けに用意された、暮らし体験ができる住宅を訪問。白河市企画政策課の仁平係長、佐藤主事より住宅の説明や野出島地域の活性化に取り組む活動(野出島地域活性化プロジェクト)についてご説明をいただきました。1週間あたり7,000円で借りられるという住宅に参加者から驚きの声があがりました。
●2日目:棚倉町の老舗とうふ店「大椙食品」を訪問
続いて、長く城下町として栄えた棚倉町へ移動。明治34年創業の大椙食品さんではなかなかお目にかかれない豆腐の製造工程を見学したあとに、濃厚な豆乳と出来立ての豆腐をいただきました。
参加者全員から「こんなおいしい豆腐は初めて食べた」との声が上がり、お土産購入者が続出。
その後、棚倉町図書館に移動し代表の大椙広さんから豆腐作りにおける熱い思いや棚倉発の様々なチャレンジについて講演いただきました。
●2日目:お昼に名物の「白河ラーメン」を堪能
お昼は白河駅前を散策しながら近くの「鈴木食堂」を訪問。お昼時は少し過ぎていましたが、たくさんのお客さんでにぎわっていました。
●2日目:白河市の総合建設業「大政興業」を訪問
インターンシップ事業で白河市を訪れた大学生により立案された、1階にあるコミュニティスペース「Summit Space Pallet」の視察では、社長への質問や意見交換など活発に行われました。
最後に全員で記念撮影をし、昼食後の眠気を吹き飛ばすほどの盛り上がりとなりました。
●2日目:古民家をリノベーションした「コミュニティ・カフェEMANON」を訪問
ブレイクタイムを挟みつつ、「コミュニティ・カフェEMANON」を運営する(一社)未来の準備室代表の青砥和希さんより、高校生をはじめとした若者が交流を図る「まちのたまり場」としてのEMANONについてや、風情を感じる2階スペースの説明をいただきました。
その後、最終日に行われるアイディアソンに向けた準備運動として地域の魅力や課題を洗い出す、簡単なアイデアワークを実施しました。
最後は、地元の日本酒などを囲みながら懇親会を実施し、2日目終了となりました。
●3日目:訪問先を振り返り「アイディアソン」を実施
最終日のアイディアソンでは、このツアーで訪問した施設や交流した方々の話を基に、参加者の視点で見た魅力や課題を真剣に考え、数多くのアイデアが出されました。
「実現可能か」などは一旦外して考えるという中で行われ、参加者から自由に様々な意見が出てくることで有意義な時間となりました。